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2011年2月

2011年2月15日 (火)

「残夢 大逆事件を生き抜いた男 坂本清馬の一生」(鎌田慧)公開中

鎌田慧さんの新連載「残夢」の第1回を無料公開しています。

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▼明治維新後、新政府の要職は薩摩・長州出身者によって占められ、裁判官と検察官を統括する司法省(現、法務省)は非エリート官僚中心の三流官庁として誕生した。その三流官庁が浮上したのは、1909年の日糖疑獄と翌年の大逆事件だった。大逆事件で<検察は皇室の危機を未然に防いだ功績で司法部内での優位を確立し、政治的影響力も飛躍的に増大させた。 <検察は疑獄と思想事件の摘発を繰り返しながら政財界や他省庁への影響力を強めていく>(『冤罪法廷』魚住昭著、講談社)

 数々の冤罪事件を生み出す検察の体質は約100年前から同じ。事件をでっちあげて特定の政治的勢力に弾圧を加え、時代の風潮を替えてしまう。始末の悪いことに検事たちは「良いことをしている」と確信しているから暴走する。検察の問題だけではない。大逆事件は多くのことを教えてくれる。大逆事件は今も生きているのだ。
 今週から鎌田慧さんの新連載「残夢――坂本清馬の一生」が始まった。資料集めや高知取材など準備に数年をかけた渾身の力作にご期待ください。(伊田浩之)

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2011年2月14日 (月)

ニューズレター第23号を発行しました。

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ニューズレター第23号を発行しました。

 

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2月号は『大逆事件100年』の特集を組みました。NHKを監視・激励する視聴者コミュニティが ”『坂の上の雲』放送を考える”時、なぜ『大逆事件100年』かについては、3ページの中島 晃 弁護士の寄稿 "特集『大逆事件100年』に寄せて『坂の上の雲』と大逆事件”をごらんください。

 

 

  目次  特集:  『大逆事件100年』

1頁:  NHK新会長選出の混乱, 小丸委員長辞任, 松本新会長の見識は?
   会長選考と経営委員選考のあるべき姿の議論を!

2頁:  NHK経営委員長代行の底なしの無定見

3頁: 特集『大逆事件100年』に寄せて『坂の上の雲』と大逆事件  弁護士 中島 晃
4~5頁: 「大逆事件百年後の意味」を考える院内集会

6頁:  女性革命家の姿 知って 管野須賀子 死後100年、実像の研究進む
7頁:「坂の上の雲」ではない、もう一つの明治があった

8頁:  院内集会 リレートーク から
9~10頁: 大逆事件 幸徳秋水刑死100年 墓前祭(高知・四万十市)

11頁:「埋もれた声―大逆事件から100年」をみて
12頁: マッターホルン直下で氷河滑走!

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2011年2月 4日 (金)

安川寿之輔氏講演 「日の丸・君が代」強制と良心的不服従~「君が代」不起立の思想史的意義

http://d.hatena.ne.jp/zames_maki/20110206#p3

日時:2011年2月6日(日) 14時~16時半(1時半会場)
場所:東京・生活者ネットワーク4階会議室(地下鉄東新宿駅5分、西武新宿駅5分)→地図
資料代:500円
講師:安川寿之輔(名古屋大学名誉教授)
「日の丸・君が代」強制と良心的不服従~「君が代」不起立の思想史的意義

主催:学校に対する君が代斉唱・日の丸掲揚の強制を憂慮する会

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