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2010年12月21日 (火)

「坂の上の雲」は天皇制下の朝鮮観で書かれている:京都民報Web

「坂の上の雲」は天皇制下の朝鮮観で書かれている 2010年12月20日 14:07  京都民報Web

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 「NHKドラマ『坂の上の雲』の歴史認識を問う」の緊急講演会が17日、京都市中京区で行われました。京都革新懇・北上革新懇どの主催で約80人が参加しました。
 主催者の京都革新懇代表世話人森川明弁護士は「次世代に平和で民主的な社会を引き継がなければならない。その為にも本日は『坂の上の雲』の裏の部分の歴史を正しく学んでいただきたい」と述べました。

 講師の奈良女子大名誉教授の中塚明氏は、「坂の上の雲」は「明治の日本」を無垢でいじらしく「少年の国」として、「日露戦争は祖国防衛戦争」「フェアで真っ直ぐな戦争」と描いていると指摘。「日清戦争、日露戦争って、どんな戦争だったのか?」として、二つの戦争の「宣戦の詔勅」によると、「朝鮮独立のため」「韓国の保全=日本の国利のため」とあり、結局、この大戦は「朝鮮を日本が独占的に支配する戦争」であったと述べました。そして、「司馬が朝鮮のことを書く『手法』」は「朝鮮が衰亡した原因は自主的に自国を変える力がまったくない国」として、「当時の日本の公言できない蛮行と朝鮮の民族的動き」について「ここをしっかりつかみたい」と述べました。

 また、「1894年7月朝鮮王宮占領」「1894年秋からの東学農民軍主力の大民族闘争」等々、1910年朝鮮併合に至る歴史を詳しく解説し、司馬は天皇制下の日本の「朝鮮の見方」から一歩も出ていないと批判。「司馬は朝鮮のことはほとんど具体的に書いていない。ここに『坂の上の雲』の最大の問題点がある。NHKも朝鮮の事を何ら調べていない」と指摘。最後に、「我々自身も、『明治栄光論』『平和主義者とする伊藤博文論』などの弱点をどう克服していくかが重要」と結びました。(越智薫史)
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戦争に反対した夏目漱石
 京都北・上革新懇は20日、西陣の町家「古武」(京都市上京区)で、『夏目漱石と戦争』を上梓した日本近代文学研究者の水川隆夫氏を迎えた講演会を開き、60人が参加しました。

 水川氏は、漱石が生涯で3度の対外戦争に遭遇し、それらの戦争をどのように見て、どのように考え、どのように語ったかという言説を、作品や伝記的事実を通じて紹介。戦争協力や徴兵制を逃れるため、戸籍を変えたりした弱さや漱石が生きた時代的制約もある中で、作品を通じ戦争を批判的にとらえるようになった変遷について事例をあげて話しました。
 参加者からは「夏目漱石が生きた時代で、戦争を批判していたことを知り漱石を見直しました」「もっと漱石のことを学びたい」などの声が寄せられました。

 同革新懇では、世界に誇る憲法、戦争放棄をかかげた9条をもつ日本に誇りを持ち、機会あるごとに、平和・民主主義・生活向上を望む多くの人々との共同と対話を広げ、革新懇運動を前進、発展させていきたい、としています。(太田建造)

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2010年10月 4日 17:58 韓国「併合」100年を考える
 韓国「併合」100年を考える府市民のつどい(韓国「併合」100年を考える会主催)が3日、京都市下京区のひと・まち交流館で開かれ、約160人が参加しました。
 第1部は、金一志韓国伝統芸術院による韓国舞踊で、金一志さんの創作舞踊と学院生による群舞で幕を開けました。第2部は、京都府立大学名誉教授の井口和起さんが「韓国『併合』100年を検証する」と題して講演。井口氏は、明治時代の「征韓論」から、いま日本で起きている沖縄・安保などの問題まで、16ページのレジメを準備し、1時間半にわたって熱弁しました。

 開会挨拶を大橋満(主催者代表・日朝協会代表理事)、閉会挨拶を望田幸男(非核の政府を求める京都の会常任世話人代表)が行いました。
 参加者からは「貴重な舞踊と講演でした。身近な人から青年たちとも一緒に学び考えたい」「明治時代の朝鮮観にさかのぼった話が聞けて、これまでの歴史の見方がすっきりしてよかった」「戦後65年を経てなお朝鮮半島が日本の生命線とする思想が脈々と生きていることに唖然とする思いですが、私たちの課題ですね」などの感想が寄せられました。
 終了後の懇親会にも雨の中24人が参加し、盛り上がりました。(福谷忠行)
http://www.kyoto-minpo.net/archives/2010/12/20/post_7445.php

http://www.kyoto-minpo.net/archives/2010/11/22/post_7380.php

http://www.kyoto-minpo.net/archives/2010/10/04/100_34.php

2010年11月22日 10:30

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