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2010年7月

2010年7月31日 (土)

福沢諭吉と『坂の上の雲』─「暗い昭和」につながる「明るくない明治」 安川寿之輔(名古屋大学名誉教授)

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福沢諭吉と『坂の上の雲』─「暗い昭和」につながる「明るくない明治」
2009年12月5日 東京文化会館
<「韓国併合」百年と『坂の上の雲』を考える会>結成総会
           安川寿之輔(名古屋大学名誉教授)

この報告は、日本の近代を<「明るい明治」と「暗い昭和」>に分断する司馬遼太郎のNHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』が、丸山眞男の<明治前期の「健全なナショナリズム」と昭和前期の「超国家主義」>の二項対立史観を踏襲したものであることを確認したうえで、『坂の上の雲』や戦後日本の丸山眞男流の福沢諭吉研究では、なぜ「明るい明治」=<明治前期の「健全なナショナリズム」>が、天皇制軍国主義の「暗い昭和」=<昭和前期の「超国家主義」>につながったのかが理解できないという問題の提起です。つまり、『坂の上の雲』批判は、丸山眞男の福沢諭吉研究の誤った二項対立史観批判にまで進み出なければならないという問題提起です。

Ⅰ <坂の上の雲>は「丸山諭吉神話」で始まった─「一身独立して一国独立す」の致命的な誤読

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2010年7月20日 (火)

学問の退廃とマスコミの劣化―毎日新聞掲載「伊藤博文と韓国併合」上下を読む 梅田 正己(高文研顧問)

『坂の上の雲』放送を考える全国ネットワークHPへ

若い市民のための新パンセ(2010年06号) より転載

来たる8月22日は「韓国併合」条約調印からちょうど100年の日となる。
 その日を前に、毎日新聞は「伊藤博文と韓国併合」の標題で、7月13日と14日の夕刊文化欄に2人の歴史家の寄稿を掲載した。
 まず13日は伊藤之雄(ゆきお)京都大学教授(日本近現代史)、翌14日が月脚(つきあし)達彦・東京大学准教授(朝鮮近代史)である。
 ここでは伊藤氏の主張について検討する。

■伊藤博文は韓国の「近代化」をめざしていたという説

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